米粉シュークレープ開発を新潟県泉田知事に報告! 準備編
エコ・ライス新潟がカリウムやリンを低減した非常食「はんぶん米」を開発したきっかけは、新潟中越大地震での体験からでした。
同じく米粉シュークレープの開発のきっかけは、東日本大震災です。
白藤プロジェクトから新たに「プロジェクト88」が誕生し米粉の普及を目指し、昨年から米粉スイーツの開発を推進しています。そして、東日本大震災が発生し支援の過程で開発の目的が明確になりました。
「避難しても食べられるものがない」アレルギー児の存在を目の当たりにして、米粉を利用するだけではなくて、「小麦・乳・卵」のアレルゲンを使用しない「だれでもが食べられる米粉スイーツ」という、震災で体験した被災者ニーズを形にすることで、次の災害のときに役立てること。
高橋リーダーを中心にプロジェクトの学生が、夏休みを返上して試作を繰り返して完成したのが「米粉シュークレープ」です。
(気合が入るリーダー。2名をおいてスタスタと改札を出る。担いでいるのは白藤の稲穂)
10月28日、泉田知事との面談に高橋リーダー、千葉さん(3年)、背尾さん(1年)の3名が新幹線で長岡駅に降り立ちました。学生たちが各駅停車や高速バスを使わないで新幹線で新潟にやって来るのは異例のことです。
知事との面談は20分間。限られた時間しかないので、わかりやすく説明をする工夫をしました。
白藤プロジェクトの説明のために「稲穂」。そして、学生が仕込んだ「白藤諸白(清酒)」「白藤ビール」、そして、「白藤美容水」の現物を見てもらい触ってもらう。
東日本大震災の支援や米粉シュークレープをアレルギー児と一緒に開発している写真をA3サイズに引き伸ばしラミネート加工をしました。
そして、学生はトレードマークのお約束のモンペ姿に合宿で作りあげたワラジを履く。
千葉花子さんの髪留めには、なんと「白藤の稲穂」。黒髪に幻の白藤の稲穂のコラボがかわいらしい!
(左から:たかい食品㈱ 高井社長、㈲エコ・ライス新潟 阿部社長、㈱美松ガトウ専科 松井社長)
米粉シュークレープの開発でコラボしてる方々にもわかりやすい服装にしてもらいました。
米粉の川上から川下までの関係者。
・米生産者 阿部信行さん つなぎ
・製粉業 高井裕司さん 作業着
・パティスリー 松井秀明さん コック服にコック帽
・開 発 学生たち モンペにワラジ
・消費者 アレルギー母子 普通の格好
面談参加者の皆様にご協力を頂きました。
面談の30分前に秘書室に入り、ぶらさがり取材用の米粉シュークレープの見本やディスプレイをしました。
米粉シュークレープを皿に盛り付ける。
面談開始前になると取材のマスコミの方々が集まる。心なしか学生達の顔が緊張でこわばりはじめたのが気になる・・・。果たして知事に説明ができるのか???