エコ・ライスの災害支援
多発する自然災害に食の安全を
私達エコ・ライス新潟は、新潟中越大震災の避難所での生活を体験しました。 その後も福岡西方沖地震、能登地震、宮城・岩手内陸地震と巨大地震が群発しています。
避難所には、老若男女、赤ん坊、外国人、病者、健康者・・・様々な人が逃げてきます。 自治体の備蓄は、地域人口をもとに「量」を確保します。しかし、様々な人が集まる避難所では「質」が問題となっています。
例えば、外国人の方で宗教上の理由で食べ物が制限されている人、病気などで食事を制限している人、赤ん坊でミルクや離乳食しか食べられない人など、これからの備蓄は「質」が大切になります。
防災給食・防災ランチ
「防災給食」ってなに?
「防災給食」とは、小学校で定期的に行われる「防災訓練」の日の給食の時間に、災害食・備蓄食を実際に子どもたちに食べてもらい、災害時の食に対する関心・理解を深めようとする取り組みです。
エコ・ライス関連NPO法人の、プロジェクト88(注:2019年に解散)が活動を行っています。
新形質米「春陽」を原料に
エコ・ライス新潟は、農林水産省のスーパーライス計画(のちのブランドニッポン)で開発された、新潟生まれの新しいお米「春陽」を栽培しています。
この「春陽」を(財)にいがた産業創造機構、長岡市の支援の下独自製法で加工し(特許取得)、アルファー米「はんぶん米」を開発しました。 はんぶん米は全国の自治体で備蓄されています。
NPO東京腎臓病協議会 http://www.toujin.jp/
(社)全国腎臓病協議会 http://www.zjk.or.jp/
自治体との災害支援協定締結
2009年12月に、新潟県長岡市と「災害時における非常食の供給に関する協定」を締結。
2016年12月には愛知県海部郡大治町、2017年3月には新潟県長岡市と災害支援協定を締結しています。
万が一災害が発生した場合に、食事制限をされている方の負担を少しでも軽くできるよう、迅速にはんぶん米を供給します。