今年も米粉シュー皮100%の「39フェア」を開催!

白藤プロジェクトとコラボしているパテスリー「ガトウ専科」は、雪深い長岡市の厳冬2月に、「39フェア」を1ヶ月間開催しています。長岡市民なら知らない人はいない一大イベントで、シュークリームが1個39円という破格なお値打ち価格。真冬に風雪を耐え忍びながら長蛇の列を待つのが風物詩です。なんと1店舗で1ヶ月160万個売り上げる生きる伝説のようなフェアです。 
                   長蛇の列
昨年から米粉普及を目指して、ガトウ専科と白藤プロジェクトがコラボして、「シュー皮米粉100%のシュークリーム」を開発。11月1ヶ月間限定で販売をしました。初日には東京から学生が駆けつけて販売応援。
                   美松の前で
米粉の生産者と共に「シュー皮米粉100%シュークリーム」をPR。行列は300m以上で長岡駅近くまで伸びました。あまりの列の長さに周囲に迷惑がかかると松井社長はあわてて警察に届出。毎年2月のフェアは知られていますが、初めての11月にこんなにもお客様がお買い求めに来るとは想像していませんでした。1ヶ月間で72万個を販売し大成功を収めました。
                   松井社長
今年の松井社長は気合が入りまくり。昨年の成功をさらに進化させようとプロの撮影スタッフに依頼して本格的なチラシを作成。丸一日かかった撮影に張り付いていました。
                   修正2
プロのフードコーディネーターとカメラマン。そして、ライターのチームが丁寧に撮影を進めて行きます。
                   39撮影
「米粉王国」と言われる新潟県です。水田利活用の効果もありH22年産新規需要米(米粉)の作付け面積は倍増しました。しかし、生産は増えたのに消費が追いつかず現時点で半分以上の新規需要米が在庫として残っています。H23年産は1.5倍の作付け増ということですが、消費が伸び悩む中、膨大な在庫となり数年後には不良在庫化し「食管赤字」の再来の懸念が強まっています。
需給調整を円滑に進めるには、消費を刺激し伸ばすこと以外ありません。そのような状況の中で、「米粉だから高い!」は通じません。米粉商品を食べた消費者が安くて美味しくて気がついたら「米粉を使っていたんだ!」とならなければ、普及しません。
ですから、ガトウ専科の1個39円の「米粉シュークリーム」は意味があります。消費者の皆様に食べてもらわなければ、「自給率向上」とか「農業を守る」と硬いことばかり言っても米粉に振り向いてくれないでしょう。