「食と地域の『絆』づくり」 準備編
「「食と地域の『絆』づくり」の優良事例に選ばれました」と、
北陸農政局の担当者から連絡を受けたのは3月12日。
「農水省の発表までご担当の胸にしまっておいてください。」と、
何度も念を押されました。
「あっ、今回も総理大臣官邸か・・・。」とピンときました。
一昨年も優良事例に選定された時も直前まで発表がありませんでした。
この時は、霞ヶ関の担当者に「いつになったら公表していいのか」と何度も問い詰めました。
その度に、「高いレベルの調整なので何も言えない」と繰り替えしていました。
その答えが総理大臣官邸で総理大臣出席(菅総理)とわかるのは前日でした。
今回も担当者の対応で総理大臣官邸であると分かりました。
やはり、農林水産省からは前日の午後2時に発表がありました。
選定事例の代表者も名札・リストともに顔写真入り。
農林水産省で人物特定をして中庭のマイクロバスに乗り込み、
そのまま総理大臣官邸に・・・。
総理大臣官邸に到着すると説明と選定授与式のリハーサル。
立ち位置、順番、受け取り方、段取りの全てが決まっています。
農水省職員が鹿野大臣に扮して選定授与の受け取る練習。
集合写真の並び方の練習。
参加者は私を除いて全員が初めての総理大臣官邸。
その圧倒される雰囲気に緊張が走る・・・。
緊張する参加者を尻目にスタッフやマスコミは準備を淡々とこなして行く。
警備の警察官の人数も増え、もうすぐ総理大臣、農林水産大臣が総理大臣官邸大ホールに来るのだと、
雰囲気が慌ただしくなる。