非常食(備蓄)の「勝太のわかめご飯」はなぜ美味しいか?!その2

阿部勝太さんとの出会いは、東日本大震災の翌年の11月。NTTドコモの復興新生支援室から「若手の漁師の支援のために商品開発をしてくれないか」と依頼を受けて、石巻市十三浜に会いに行きました。その時に食べた「わかめ」「茎わかめ」の美味しさは忘れられません。今まで食べていたわかめは何だったんだろう、と思えるほど日本一の価格のつく理由がわかりました。

津波は浜人の3階建て鉄骨のビルをのみ込み骨組みしか残っていませんでした。阿部さんが指さす赤い家の下1mまで津波が来てすべてを破壊したようです。孤立した浜では、最初の三日間は支援物資が届かず収穫して津波から逃れた「わかめ」を食べ続けたそうです。大規模な災害やパンデミックが発生すると身の回りの食料しかありません。そこで、非常時の備蓄用として浜人の「わかめ」を使ったアルファー米を開発することにしました。


「勝太のわかめご飯」「わかめご飯」は、サイト『防災みんなのごはん』でお買い上げ頂けます。東日本大震災から9年。また、新型コロナウイルス感染防止対策で、行事やイベントなどの中止が相次ぎ、不要不急の外出が自粛される中、非常食、防災食が再注目されています。是非、備蓄の確認を。