エコ・ライス新潟の酒米
生産者が育てた酒米を、じっくりと時間をかけて高度精米します。大吟醸用の酒米は実に70時間以上かけて丁寧に精米。淡麗辛口の新潟清酒が醸されます。
- 左から、山田錦・コシヒカリ・60%精米した酒米
- 2台目の精米機を増設(平成23年)
新潟・山田錦物語

従来は新潟での栽培が難しいといわれていた、酒米「山田錦」の栽培方法の研究が評価されました。
→「フード・アクション・ニッポンアワード2015」受賞 事業者・団体(リリース)
新潟米の新しい価値を創りたい!

山田錦とは
日本酒の原料となる酒造好適米の一種。原産は兵庫県。大粒で、芯の白い部分が大きく、できた酒の味も良い。主に吟醸酒につかわれている。TPP、高齢化、米価格の下落、後継者不在、耕作放棄地の拡大…。
日本の農業を取り巻く現状は厳しい。
日本一の米どころ・新潟でも例外ではありません。
一方では、「和食が世界遺産」「クールジャパン」と、日本の食・農産物は世界に注目されています。
この期待と厳しい現実、このギャップは何なのでしょうか?
その一つの答えが「新潟米の新しい価値の創造」だと考えました。それは、生産者と酒蔵が協力して世界戦に打って出ること。
米文化の総合力、米は生産者、その米を醸すのが蔵。
TPPで国境がなくなろうとしている現実。望まなくても世界戦に巻き込まれる日本農業が、その中で生き残る方法の一つが生産者と蔵の連携だと確信します。
当社は、生き残りの方法の一つとして山田錦栽培を選びました。一筋縄ではいかないと思いますが、新潟農家魂でひとつひとつクリアしていきたいと思います。
上越から始まった
平成25年に上越市(旧:三和村)で初の田植え。残念ながら倒伏してしまい、台風の上陸が心配されたので、予定より1週間早く刈取り。結果は3等で、収穫量も7俵/反でした。「倒伏」と「台風」という山田錦栽培のリスクを体験し、稲刈りが遅く背丈の伸びる山田錦栽培の難しさを実感しました。
新潟・山田錦栽培会(現「新潟県山田錦協議会」)発足!

新潟の生産者にとっては未知の「山田錦」に立ち向かうため、平成26年2月26日、「新潟・山田錦栽培会」が発足しました。集まった生産者は50名ほど。秋に向けてや情報の提供や共有を行っています。
現在、「新潟県山田錦協議会」と名前を改め活動しています。
2021年(株)獺祭(当時:旭酒造)で山田錦協議会の生産者が育てた山田錦を100%使用した、新潟獺祭が販売されました。
(株)獺祭では毎年、「最高を超える山田錦プロジェクト」と題し、コンテストが開催されます。グランプリに輝いた米には60俵3000万円(市場価格の約25倍)の賞金が贈呈されます。
2024年には、山田錦協議会から、2名の生産者が入賞し、それぞれ30万円ずつ獲得今年も山田錦協議会はこのグランプリに向け挑戦していきます。

新潟県山田錦協議会の主な活動
新潟県山田錦協議会 メディア情報
ミード酒(蜂蜜酒)
『世界最古のお酒』
~新潟の山に咲く花々の“みつ”を集めた百花みつの味わい~
世界最古のお酒と言われているミード酒は「はちみつ」から作られています。ヨーロッパではイースト菌を発行しますが、日本酒酵母で発酵しました。はちみつはすべて新潟県内で採取されています。
種類:ケンポナシ / 桜百花
おすすめの飲み方
冷やしてワインのようにストレートで、ロック、カクテルでもお楽しみいただけます。
ミード酒の歴史
中世の欧州では結婚式から1か月、新郎がミードを飲む習慣があったことから「ハネムーン(Honeymoon)の語源になったと言われています。(諸説あり)
〇結(えんむすび)
長岡農業高校生が育てた酒米で醸した、卒業の祝酒
ストーリー
2020年から始まった長岡農業高校の学生とつくる〇結。
高校三年生の春に稲作から始まり、収穫、精米、検査、醸造まですべての工程を行います。そして出来上がった日本酒“〇結”はお世話になった方々に送ったり、20歳になった時に家族や一緒に作った友人と乾杯したり、、そんなストーリーのあるお酒です。
毎年取り組む学生が変わるので出来上がったお酒も年によって特徴が変わります。


















